Ts日記

帰国子女だった人

理系帰国子女の大学入試その3〜面接〜

東大の面接が終わり、受験の日程は全て消化しました。あとは結果を待つのみです。*1今回は帰国子女入試ではほぼ必ず設けられている面接について書きます。

まず、私が経験したそれぞれの大学でどうだったか。

 

慶応

唯一(?)真面目に面接をやる大学。学科試験が無いので面接でどうにか判断しないといけないのでしょうがない。数学・物理・化学のそれぞれの科目での口頭諮問と総合での一般的な面接(志望理由とか)をそれぞれ15分前後やりました。口頭諮問で聞かれる内容は基礎的なレベルで、(日本の)教科書をひと通りわかっていれば問題ありません。一方総合面接は、一人圧迫してきやがる方がいらっしゃって「慶応は受かってもいかない」と心に誓いました。*2私の年から、いきなり英語で質問されるようになってるようなので、心の準備はしておきましょう。

早稲田

(あくまで私が受けた学部学科の話)志望理由すら聞いてこなかった。フリーパスでした。早稲田は偏差値偽装しないといけないので、帰国生をなるたけ取らないとまずい、という事情があったのでしょう。

東京理科

(あくまで私が受けた学部学科の話)志望理由を聞かれた後は、滞在国での経験や大学に入ってやりたいこと、などテンプレな質問が続きました。恐らく学科の教授は全員出席されていたはずです。しかしあまりやる気もないようで、「どうせ通すしかないんだろ」といったご様子。しかし、来年からは入試制度自体が変わるので、面接の方針も変わるかもしれません。

東京

志望理由を聞かれた後は教授陣とのフリートークに突入する。私の場合は「化学系、特に薬学に行きたいです☆」と言ってしまったので、光学異性体について5分ぐらい話すことに。あとは志望理由について少し突っ込まれるぐらい。教授の方々も平日の朝に駆り出されて面倒なのでしょう。なごやかに話をして終了しました。

 

 次に志望理由はどうすれば良いか、私も分かってなかったりしますが、考えてみましょう。まず帰国生である以上、「なぜ日本に帰ってきたのか」という問いは常につきまといます。それに対する一つ楽な答えは「貴大学が日本にあったから」です。ある種反則技ですが、なにも思いつかなければこのネタを使いましょう。私の場合はそれに加え「グローバルな人材であるためには、日本のことをまずよく知る必要がある」といった類のことをいいました。

 次に、学部を志望する理由です。一番良いのは、自分の人生経験を踏まえて「この学部しかないっしょ→」という流れにする方法です。人生経験について「それ嘘なんじゃないの?」とはさすがに面接で問えませんからね。それが使えそうにないなら、ホームページなどをみて、学部の指針などをみて好みな点を見つけましょう。

 「やることないから大学に行くんだろ、いい加減にしろ!」と私は思っていましたし、そう思ってる受験生は多いかと思います。(具体的に目標があれば専門学校行ったりしますからね)しかし、面接がある以上志望理由ぐらいは取り繕わないとまずいです。帰国する前でも、ぼやんと考えてみてはいかがでしょう。

*1:合格

*2:実際受かって蹴りました